自律神経の不調が辛い方に

 

自律神経とは

 

自律神経とは、その名の通り神経が「自律(自分でコントロール)」して働いている神経のこと。例えば呼吸や食べたものの消化、体温調整といった私達が生きていくのに欠かせない機能を働かせてくれています。自律神経は「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経のバランスで成り立っており、交感神経は心と体を興奮させる働き、副交感神経は心と体をリラックスさせる働きがあります。どちらがいい・悪いではなく、この2つのバランスが整っていることが何より大切です。自律神経が乱れるとは、交感神経と副交感神経が正しく機能せず、バランスが乱れてしまうことを指します。

 

今の私は大丈夫?チェックリストで確認!

 

寝つきが悪い

 

胸がざわざわして落ち着かない

 

手足が冷えている

 

下痢や便秘で便が安定しない

 

天気が悪いと体調も悪くなってしまう

 

めまいを起こしやすい

 

1つでも当てはまるあなたは、自律神経が乱れてしまっているかもしれません。このくらい大丈夫!と軽視せず、重症にならないうちにしっかりとケアしていきましょう。

 

日常のクセを直してみよう

 

自律神経の乱れは、日常の習慣を変えるだけで改善することができます。忙しい毎日の中でもできる自律神経を整える方法を紹介します。

 

電車の中でスマホをみない

 

電車の中でスマホを操作している時、姿勢が悪くなり、肩こりや首回りの筋肉にも負担をかける、猫背になり呼吸が浅くなるなど、自律神経に良くないことがたくさん詰め込まれています。上記のチェックリストに1つでもチェックがついた方は、通勤電車の中で携帯電話を操作する時間をできるだけ短くしてみましょう。特に帰宅の際は、仕事のことを忘れるだけでなく携帯からの情報もシャットダウンして、目と頭を休ませましょう。

 

大股で元気よく歩く

 

会社の行き帰りの道を、いつもより大股で元気よく歩いてみましょう。たった大股で歩くだけでも、たくさんの効果が期待できます。大股で歩くと運動量が上がり、呼吸が深くなります。それにより血流もアップします。大股で歩くと姿勢も整います。姿勢が整うと猫背がなおり、猫背や背中が丸まることで圧迫を受けていた内臓周りの働きも良くなります。大股で歩くという日常にカンタンにできることで、自律神経のバランスを整えることに大きく役立ちます。通勤時間でちょっと意識するだけで改善できる行動です。