太っている人に共通する食習慣という記事がありました。

太ってる人の食生活に共通すること5……食事量だけじゃない!

筆者が提供しているダイエットサービスに寄せられるご相談内容をもとに、太りやすい人に共通して多く見られる食習慣をランキング形式で紹介します。

ご自身に当てはまるものがあるかどうか、実際に1週間食事日記をつけた後に以下の点をチェックしてみましょう。

1位:食事回数が12

太っている人に最も多く見られる食習慣第1位は、「食事回数が12回」。

生活サイクルが乱れていて「食べられる時に食事をする」というライフスタイルが定着している人や、朝食を摂る時間がないため「ほぼ毎日朝は欠食している」という人です。

食事回数が少ないと太りやすくなるのは、強い空腹感により1回の食事でドカ食いすることで血糖値が急激に上がってしまうためです。

厄介なのは、空腹感が強ければ強いほど、麺類、丼もの、菓子パン、お菓子などカロリーの高いものを好んで食べてしまうことです。食べるつもりがなくても、体が必要なカロリーを摂取しようとするためです。カロリーの高いものを日常的に好んで食べている人は、食事回数が少ないことに原因があるのかもしれません。

カロリーの高いものを集中的に食べないために、1回の食事で大量に食べて血糖値を上げないために、食事は13回定期的に摂るようにして極度の空腹感をつくらないようにしましょう。

2位:21時以降の食事

次に多いのが、夜遅い食事です。残業や夜勤などで夜遅くまで働いている人、仕事後などに外食する機会が多い人に多く見られます。

ビーマルワン(BMAL-1, 時計遺伝子のこと)の働きにより、夜は食べたものが脂肪として体に蓄積されやすいこと、そして夜は活動量が少ないためカロリーが消費されないことが、夜遅い食事が太りやすい原因です。

働く女性が増えたことで夜遅い食事をする人が増えてきています。仕事の都合上ライフスタイルを変えられないのであれば、夕食用のお弁当を持参する、あるいは夕方と夜で分食をする、会社にインスタント食品(春雨のカップラーメン、カロリーメイトなど)を常備しておくなどして、帰宅してから食事を始める、ということがないようにしましょう。

どうしても21時を過ぎてしまう場合は、スープや野菜など主食以外の低カロリーのものを選びましょう。

3位:主食の二重食い

太っている人の食生活で3番目によく見られるのが、「ご飯と菓子パン」「ラーメンとチャーハン」「うどんと丼もの」というように、1回の食事で2種類の主食を食べる、という食習慣です。

あわせて、そのような癖のある人は、たんぱく質メニューや野菜料理などのおかずの量が少ない、という特徴も見られます。つまりおかずの量が少ないため食事量に満足できず、主食をダブルで食べる、ということです。

この食事癖がある人は、おかずの量を増やしておかずから先に食べるようにしましょう。おかずを先に食べることで満腹感をしっかり得られるので、カロリーの高い主食を必要以上に食べる癖も自然となくなります。

4位:1食目の主食がパン

1日の最初の食事でパンを食べるのも太りやすい食習慣のひとつです。

食べたものを体に吸収しやすい1日の最初の食事では、砂糖や油脂を含まず、血糖値を急激に上げないご飯が主食として最適です。

また、パン食は米食にくらべて、どうしても合わせるおかずが油っぽくなってしまうのも太りやすい理由のひとつです。ウィンナー、バター、ジャム、油を使った目玉焼きなどがその例です。

一方ご飯であれば、焼き魚、納豆、味噌汁などヘルシーな組み合わせが多くなります。

朝食はご飯を基本とし、パンを食べるのであれば昼食にしましょう。なお、パンを主食にする時は、意識してジャムやバター、油っぽいおかずと組み合わせることのないように気をつけましょう。

5位:丼や麺など、単品の主食だけで1

パンだけ、パスタだけ、ラーメンだけ、そばだけ、チャーハンだけ。このように、主食だけで1食を済ませる食事スタイルは、血糖値を上げやすいだけでなく、栄養バランスも悪くなり代謝が悪くなります。

また、主食だけで食事を済ませると血糖値の変動が大きくなるため、お腹が空きやすくなり、間食も増えてしまいます。

食事の基本は、主食プラス13菜です。主食がパン、麺類であっても、必ずおかずはたんぱく質メニューを含めた3種類を用意しましょう。

逆に、13食のうち2回以上の食事で、カレーやチャーハンなどワンプレート型の主食、あるいは丼ものを食べるという習慣がある人も、太りやすい傾向になります。麺類、丼ものは、油っぽい食材や調味料が使われることが多く、単品で1食が済んでしまうという手軽さに反し、カロリーが高いのです。

 

上記に当てはまるものがあった人は、それが体重増加の要因になっている可能性大です。気付かないうちに習慣になってしまっている食事の癖をしっかり改善していくために、定期的な食事日記の記録とチェックをおすすめします。