身体の冷えのタイプとタイプ別対策

体が冷えると血流が悪くなり、臓器の働きが停滞。冷えタイプ別の当てはまる項目にチェックを付けて、自分が何タイプか診断してみて。冷えタイプ別の特徴や対策で、体を温めて疲れにくく、やせにくい体質へ!

あなたの冷えタイプは?Check

●診断方法

当てはまる項目にチェックを付けて、最もチェックが付いたのがあなたの冷えタイプ。なお、多くの人が複数のタイプを併せ持っていたり、季節によってタイプが変わる場合があります。

TYPE A

□ 手足が冷えがちで、しもやけがよくできる

□ 月経量が多く、生理痛や生理不順になりがち

□ 冷えて寝付きや寝起きが悪い

□ 冷えやすいが、体温は36℃以上ある

□ 顔色が青白く、肌荒れしやすい

□ 比較的やせ型

□ 慢性的に運動不足

TYPE B

□ 下半身は冷えるが、上半身はほてる

□ おなかが張って、便秘になりがち

□ イライラや不安で眠れない日が多い

□ 足がむくんだり、だるかったりする

□ 大量に汗をかいたり、口の中が乾いたりする

□ 体温は比較的高く、36℃以上ある

□ 上半身に比べて下半身が細い

TYPE C

□ 手足はポカポカでもお腹は冷たい

□ 胃腸の不調が多い

□ 夜中によくトイレで起きる

□ 体温が35度台と低い

□ 皮膚がかさつきがち

□ 暑がりで冷たい物をよく飲む、またはいつも薄着でいる

□ 食事を減らすダイエットをよくする

TYPE D

□ 年中寒く、夏でも冷える

□ 食欲不振で胃腸の調子が悪い

□ 疲れやすく、朝起きたときからだるい

□ 水分をよくとる、または果物をよく食べる

□ 体温は35度台

□ 青白く乾燥肌で、髪はパサつきがち

□ 体力がなく、なるべく動きたくない

TYPE A 最も軽症で、30~40代に多い【末端冷え】

【特徴】

体温は割と高いのに末端の手足だけが冷えて、手袋や靴下を利用しても温まりにくいのが特徴です。熱を産生する筋肉の量が少ないことが原因なので、筋力アップが必須。まずは長めに歩く(足裏が刺激されて末端の血流がアップ)、食事でたんぱく質の摂取を強化するなどを心がけて。

【対策】

・たんぱく質(肉の他、魚や豆腐でも)を意識的にとる

・運動を習慣にする(ウオーキング・ストレッチなど)

・睡眠時にレッグウオーマーを着ける

・手浴や足浴をして末端を温める

TYPE B デスクワークの人や更年期の人に多い【下半身冷え】

【特徴】

下半身は冷えているのに、上半身はほてっている状態。40代以上に多く更年期症状に類似していますが、デスクワークなどで下半身の血行が悪い人にもよく見られます。主に足腰の筋力が衰えて、血液が上半身に集中しているため起こります。意識的に下半身の筋力を強化しましょう。

【対策】

・長時間同じ姿勢をせず、小まめに動く

・口の中が乾いても、水分をとり過ぎない

・階段の上り下りなどで下半身の筋力を強化

・夏でも靴下をはくなど、下半身を冷やさない

TYPE C 隠れ冷えタイプで重症度高め【内臓冷え】

【特徴】

手足は温かくてもおなかは極端に冷たく、内臓の機能が低下している状態。冷えの自覚がなく、長期間放置してより深刻度が増している場合も。筋肉量の減少だけでなく、冷えを助長する生活習慣も原因。冷たい飲み物や薄着を控え、「天然の腹巻き」といわれる腹筋の強化も心掛けて。

【対策】

・冷たい飲み物や食べ物を控える

・よもぎ蒸しパッドや腹巻きで腰周りを温める

・香辛料やしょうが紅茶で体の中から温める

・湯船に15分程度つかる(半身浴でもOK)

TYPE D 手足も内臓も冷えていて最も重症【全身冷え】

【特徴】

手足も内臓も冷え切り、いつも疲労度MAX。免疫力や代謝も下がる一方なので、今すぐ生活習慣の改善が必要です。一年中腹巻きなどを身に着け、体を冷やす果物や葉もの野菜は控えて。入浴や有酸素運動を取り入れれば、早ければ2週間で体温が0.5度上がることも。

【対策】

・夏でもストールや腹巻きなどで首や腰を冷やさない

・軽めの有酸素運動(自転車やウオーキング)をする

・体を温める根菜料理(味付けはみそやしょうゆ)をとる

・熱めの湯船(42℃)に肩まで3分つかる→3分間休むを3回繰り返す